海を望む本棚から

海を望む街に住む、本と音楽を愛するとある人の気ままな物語です

はじめましてのあいさつに

はじめまして。

海を望む街に住む、とある一人の人です。

なにか呼び名がないとこういう紹介というのは難しいものですね。そこでここでは、私のことを綾目亭と名付けることにします。ちょっと落語家みたいで洒落てるでしょう?異論は認めますが反論は認めません。私がそう呼ばれたい気分なのですから。

ここでは、自分が読んだ本のこと、自分が聴いた音楽のこと、これらを中心に日常のありふれたこと野中のちょっとした些細なことを書いていきたいな、と思っています。

さて、はじめましてのあいさつとしてはこんなところなのですが、少し短く、ここで終わらせるのはもったいないと私の心が騒いでおります。なので、最近思うことを少し書いていきたいと思います。

日本で出版されている本の数

書店や図書館に行くのが好きでよく行くのですが、そのたびに最近思うことがあるのです。大きな書店や図書館であれば背丈よりも高い棚がずらっと並んでいます。その間をゆっくりと歩きながら本をじっくりと眺めていくわけですが、手に取らなかった本が本当にたくさんあるのです。

何をあたりまえのことを、と思われるかもしれません。しかし、こんなことは子供時代には考えたことはありませんでした。それが年をとり、いつしかそのようなことを考えるようになったのです。

今日本ではだいたい8万点もの書籍が毎年出版されています。一年間に8万点もの本を読むことなどおよそほとんどの人には不可能なことでしょう。当然私も無理でしょう。日ごろから本を読むスピードは速いほうではありませんし。

そこで思うのは、手に触れることのない本が多くある中で、今たまたま手に取った、本との出会いをもっと大事にしたいということ。未来というものがどんどん具体的にしか見えなくなる、先がいつまでも続くかと思えるような子供時代を終えたとき、だからこそそう思えるのかとも思います。

このことはまたいずれじっくりと自分の思うことを見つめてみたいものです。

 

それではまた会う日まで、お元気で。