海を望む本棚から

海を望む街に住む、本と音楽を愛するとある人の気ままな物語です

2月になりました

さて2月になりました。寒さも1月よりも感じることが多いような気がします。

最近は仕事の忙しさに忙殺されておりました。このサイトを2週間も更新していなかったということに驚くばかりです。

今日はあまりほんとは関係のないお話。今日は何の日なのかということ。

節分の伝統

今日、2月3日は節分。多くの家では、恵方巻を今年の方角に向かって食べ、豆まきをしているのではないでしょうか。あるいは最近だと、そんなことはしない、という人も多いかもしれません。

我が家の近所のスーパーにも恵方巻が大量に売り出されていました。多くの人がその売り場でどれを買うか見ていました。恵方巻を買うつもりはなかったのですが思わず一度そちらをのぞいてしまいました。

結局我が家ではながーいロールケーキを買ってそれを恵方巻代わりにして食べました。本来の恵方巻からはずれていますが、これはこれでありなのではないかと思ったのです。おいしくいただきましたが、少し長かったですね。途中でギブアップしそうになりました。甘すぎました。

その後は豆まきですが、皆さんは何を投げますか?

私は落花生をまきます。全国的にはいり豆が主流でしょうが、落花生はなかなかに勝手がいいですよ。そのあとの処理が楽ですから。以前いり豆を投げてた時はよく踏んで掃除が大変でしたが、落花生だとなかなかそうはならない。粉々にしようと意識して思いっきり踏まなければ。落花生もまくものだと知ってから便利なので毎年落花生をまいています。

最近は袋に入ったお菓子なんかを投げる家もあるそうで。いろんなバリエーションをいつか調査してみたいものです。

伝統は守るもの?

節分の行事というのは日本の伝統と呼ばれるものですが、最近その伝統が忘れられてると問題提起されることがあります。確かに伝統行事というものは大事にしたい、そう思いますが、一方でどんな伝統も必ず始まりがあり、長い時間をかけて慣習化されていったという側面もあります。つまり伝統も伝統ではなかった時が必ずあるのです。それならば伝統がやがて伝統でなくなるのもしょうがないことなのだと思います。

しかし、たとえ伝統がなくなってもそういう伝統が昔はあったのだということだけは知っておきたいものです。たとえその伝統をしないとしても。

あるいはかたちをかえて生き続ける伝統もあるのかもしれません。私がロールケーキを恵方巻がわりに食べたように。つい最近までロールケーキを恵方巻として食べようという発想はなかったように思います。もっと言えば恵方巻自体がここ最近で一般化したものです。

そこには売り上げを上げるべくいろいろなキャンペーンを仕掛ける多くの小売企業の作戦が見え隠れするわけですが…

伝統というものに縛られることなく、かつ、忘れることなく、今に合わせていく。理想はずいぶんと難しい。そんなことを考えた節分の夜です。

さて、そんなことを考えている私ですが、ここからは余った落花生を食しながら残った仕事を片付けていきます。忙しさは今週いっぱい、続きそうです。来週も忙しそうですが。

それでは。また会う日まで。